2.品質管理の考え方




ところで品質管理は品質部門だけが行うものではありません。工場全体で取り組まないとできない活動です。そしてその活動にはいくつかの原則があります。それが品質管理の考え方になります。その主要な原則(考え方)には以下のようなものがありますが、これらを忘れずに実際の活動を行うことが大切です。

①品質優先の考え方:

工場はコスト削減や納期を守ることも当然大事であるが、その前に品質を優先するという組織風土が必要であるという考え方です。

②顧客志向の考え方:

その品質を優先する考え方の根底には、お客様の立場から見た時に品質は大事なものでであるという前提があるからです。

③後工程もお客様:

顧客志向を拡大していくと、自分の次の工程もお客様ですという考え方につながり、次の工程をお客様として品質を管理するという考え方になります。

④品質を工程で作りこむ:

よい製品を作るためには、その製品を作っているプロセス(工程)をきちんと管理する必要があります。それが品質を工程で作りこむという考え方です。

⑤重点志向の考え方:

現場ではつい解決できそうなものから取り組んでしまいがちですが、そうではなくて優先順位の高いものから取り組んでいかなければならないという考え方です。

⑥事実に基づく管理:

品質管理は思い込みや想像で活動をするのではなく、データで事実を確認して改善などを進めていかなくてはいけません。

⑦管理のサイクル:

後で出てきますが”PDCAサイクル”というものに従って、活動を継続的に続けることを言います。