4)その他の条件

樹脂を溶かす、流す、固めるという基本の条件の設定は説明しました。でも成形機の条件設定はそれだけではありません。その他の条件についても見ていきましょう。

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まずは金型開閉条件の設定です。

型開き: サイクル短縮と金型保護の視点から設定します。

      ガイドピンなどが抜けるまでゆっくり開き、その後速度を上げ、

      型開位置を正確にしてチャックミスなどを防ぐため最後に速度落す

型閉じ: 金型保護圧をきちんと設定することが大事です。

      ガイドピンなどが入る前に速度を落し、その後保護圧へ

 

続いてエジェクターの条件設定です。

突出し: 製品はコアに張り付いているのでそれを優しく剥がすためにゆっくりと

     突出し、その後スピードを上げます。

戻し:  すばやく戻して、最後スローダウンする。スローダウンしないと

     傾斜ブロックなどはコアと毎回衝突する状況になり、破損の可能性が

     高まります。

また突出しは金型の許容突出し量を上回らないように注意が必要です。

 

金型をどれだけの力で締め付けるかを決める条件に、型締め圧というものがあります。

従来は投影面積に射出圧をかけて算出されていましたが、近年では流動解析でPC上で計算することが多いです。

型締め圧設定のポイントとしては、射出圧力に耐えられる範囲で、できるだけ小さい値を設定するのが望ましいです。ガス抜けがスムーズになることと、成形機の使用電力を抑え、寿命を延ばす効果があります。

それでは次ページから実際に成形条件を一から作る手順を説明していきます。

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