先ほどの説明のように
1)溶かして
2)流して
3)固める
という、それぞれの工程のパラメーターが成形条件ですので、一定のセオリーに基づいて適切な条件を決めなくてはいけません。
それぞれの工程で決めなくてはいけない代表的なパラメータとは以下のようになります。
①シリンダー温度 :樹脂を溶かす温度を設定する
②計量条件 :射出する樹脂を溶かして計るプロセス
③サックバック :計った溶融樹脂の内部圧力を緩和するプロセス
①射出条件 :樹脂を流す第1段階で主に充填させるプロセス
②保圧条件 :樹脂を流す第2段階でヒケなどを防止するプロセス
①金型温度 :溶融樹脂を冷やして固めるための温度を設定する
②冷却時間 :溶融樹脂を冷やして固めるための時間を設定する
それでは次ページからそれぞれの設定の仕方をひとつひとつ見ていきましょう。
スポンサーリンク