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良い品質の製品を継続的に生み出していくためには、その製品を作り出す工程を良い状態で維持管理していく必要があります。
例えば射出成形の現場を例にとって見ていきましょう。
まずは当たり前ですが正しい成形作業をしなくてはいけません。ところで、どのように行うのが正しい成形作業なのでしょうか?それを決めるため、工程の管理すべきポイントが記載されたQC工程表というものがまず作成されます。
続いて、それをもとに各種の作業手順書が作成されます。そうしてこの手順を守って成形作業を行うことで、管理すべきポイントを守った正しい成形作業が行えることになります。
次に正しい手順があっても、それを作業者がきちんと守って作業をしなくては意味がありません。そのために作業者に対する教育・訓練や監督者による現場の確認なども必要になります。
さらに成型機や金型が正しく作動するために、定期的なメンテナンスなどの保全活動も必要になります。
他にも職場の業務手順をきちんと定め、ISOの認定を取得する、そして認証を維持継続するなどの活動もありますし、職場を清潔に働きやすい環境を保ち、従業員のモラルを向上させるために、5Sの推進や、あいさつ運動なども重要な活動でしょう。
このように製造現場で日常的に行われている活動が、すべてつながって品質を維持する活動となっていきます。
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