PEからPSに置き換えるこの作業はとても重要な工程で、温度を上げずに背圧をかけて手動モードで行う事が大事です。背圧をかけないと前の材料が抜けないですし、かけ過ぎると計量に時間がかかります。
またこの作業をしっかりやらないと次のPS成形で良品が取れませんので要注意です。注意する点を以下に記載します。
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・温度設定は最初はすべて160度になっていると思います。ここでノズル部だけを5度ほど上げます。温度はそのままの方がパージには良いと思われますが、少しでも上げないと温度を確認せずに作業したとみなされ減点を受ける可能性があります。
・最初のパージは無背圧低回転で計量して低速低圧で射出します。材料がシリンダーに充填されていない状態で高回転の計量などを行うと機械に負担を与えるからです。この時に低速ヨシ!などと指差呼称してから行うとよいでしょう。
・その後、射出は高速高圧に切換え、計量は高回転で背圧ありにしてパージを繰り返します。
・必ず手動モードでパージします。準備モードでは背圧がかからないため材料替えが上手くいきません。
上記のような点に注意して、色替え用に準備したPS材料をすべて使いきるぐらいまでパージします。十分でないようなら少し成形材料を使ってでもパージします。
肝は温度を上げないことと背圧をしっかりかける事と高速で射出することの3つです。
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