不具合対策 考え方の原則

成形における不具合を対策していく上で、私がとても大事な考え方だと思っていることを二つ説明します。

 

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ひとつめは成形の不具合の原因は成形条件だけではないという事。すなわち不具合対策を考えるときには

 ・材料(Material)

 ・金型(Mold)

 ・成形設備(Machine)

 ・成形条件(Method)

 ・作業者(Man)

といういわゆる5Mの視点で考える必要があります。ひとつの原因と決めつけてしまうと周りが見えなくなってよく失敗します。

よくある失敗は、例えば材料が原因だと思い出すと材料のことばっかり対策しようとして、ほかの要因はまったく手を付けなくなることです。とにかくいろいろな可能性を考えて、仮説と検証という形を何回も繰り返して対策していくことをお勧めします。

 

 

ふたつ量産工程における製品の品質不具合は、今まで良品が取れていたわけだから、何かの変化が発生してきたとえるべきであるということです。

よってやみくもに条件をつつくのではなく、上記5Mについて変化点がないかを探ることを最初に行う必要があります。

具体的な不具合対策は個々の現象に応じて行う必要がありますが上記の2点を忘れないで行うと良いと思います。

それでは次のページから個別の不具合現象毎に見ていきましょう。

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